喜んでいただける姿を想像しながら

お客様に喜んでいただけるか、ということに集中してバイイングを行っています。何気なく店内に並んである商品に見えますが、それらの買付した商品全ては、パリゴという高感度セレクトショップというフィルターを通して厳選した物です。もっというと、バイヤーがそのフィルターをかけて選定した商品なので、その責任は非常に重いと思っています。小売店の本質は「欲しいものを売る」ということだと思うので、仕入れを行っている私たちがパリゴのイメージを作っていっているといっても過言ではありません。
とはいえ、お客様が求めている商品を考えながらセレクトするのは私が想像していた以上に難しいこと。お客様の気持ちは時代の流れによってさまざまに変化していくためです。そんな時に耳を傾けるようにしているのは、店頭でいただいたお客様からのお声。情報収集は日ごろから積極的に行うようにしており、特にお客様の情報は重視するようにしています。数年前まで私自身も店頭で勤務していたため、お客様の声を実際に聞いていました。今でもバイイング中にお客様のお顔が浮かんだりします。店頭での接客経験は、バイヤーのスキルに多分に活かされていると感じます。
今はアシスタントバイヤーになり、ファッションアドバイザーではできなかった顧客満足度を上げられる立場にあります。お客様に喜んでいただける姿を想像しながら、新たな取り組みも考えていきたいです。